Recent botanical activity in Burma
1964年1月に1週間ほどビルマのRangoonとMandalayを訪問する機会があったので、その間に知り得たことを記しておく。
まずForest Departmentには小さなHerbariumがある。主任はMaung Gale氏である。同氏の話によるとビルマには植物学会は組織されておらず、従って学会誌もない。Forest DepartmentのBulletinは年2回発行されている。ビルマで最近活躍している植物分類学者はRangoon UniversityのD. M. Nath氏で、1960年にシャン高原のフロラを発表している。同大学には同氏のコレクションを主とした大きいHerbariumがある。私は時間の関係でNath氏には会うことができなかった。なお聞くところによると、Rangoon Universityは革命政府の命令で閉鎖されているという。
Mandalay Universityには大きいAgricultural Herbariumがあるというので行ってみたが、第2次大戦のためすっかり焼けてしまったと聞かされた。
Mandalayから西へ自動車で半日ほどの所にシャン高原の避暑地Maymyoがあり、そこにShan StateのState Botanic Gardenがある。園内は広々としていてよく整頓されているが、樹木はまだ植えかけのものが多かった。ここはシイ・カシ類の自然林とゆるい丘陵地形を利用したもので、Prunus cerasoidesやQuercus actissimaのようなヒマラヤ帰りにはなつかしい樹木も見られた。通りすがりの印象としては、ビルマの植物分類学はインドの直接の影響の下にあるように感じられた。
滞在中に知った人の住所および出版物は次の通りである。
- Maung Gale - Silviculturist, Burma forest Service, 526 Merchant Street, Rangoon.
- Dewan Mohinder Nath - Lecturer in Botany and Curator of the Herbarium of the University of Rangoon.
- Nath, D. M.: Botanical Survey of the Southern Shan States. Burma Research Society, Fiftieth Anniversary Publications No.1 : 157-418 (1961).
- 128頁にわたる管束植物のチェックリスト、土名と学名の索引、Inle Lakeの植生6頁を含んでいる。
- Nath, D. M.: Floral Diagrams, Median Longitudinal Sections and Floral Formulae of the Burmese Flowering Plants. 73pp. (1963).
- 約100種の植物の花部の模式的な図と花式図が見られる。材料は栽培植物が多い。
- Hundlay H. G. and U Chit Ko Ko: List of Trees, Shrubs. Herbs and Principal climbers, etc. Recorded from Burma with Vernacular Names (3rd Rev. and Enlarged Ed.) 532pp. (1961).
- PartⅠは学名から植物の生態形、利用、産地、方言などを知る表であり、PartⅡは土名から学名の索引である。
- Rodger, A.: A Handbook of the Forest Products of Burma (2nd. Rev. Ed.). 176pp. (1963).
- 林業関係者の実務参考書である。
- Davis, J. H.: The Forest of Burma.
- 10数ページの紹介的なパンフレット。出版年代はノートし損った。
[植物研究雑誌40(1):24-25(1965)]
=休業日
土曜・日曜・祝日・GW休暇・夏季休暇・冬季休暇(年末年始)
アボック社は(一社)日本公園施設業協会の審査を経て「公園施設/遊具の安全に関する規準JPFA-SP-S:2024 」に準拠した安全な公園施設の設計・製造・販売・施工・点検・修繕を行う企業として認定されています。
© 2000- Aboc Co., Ltd.