Phyllotaxis of Symphytum officinale L. (Boraginaceae)
Phyllotaxis of Symphytum officinale is observed to be 1/3 alternate.
サソリ状花序を観察しようとしてキュウリグサを取り上げてみたが、花序よりも葉序を認識することが先決だということに気付いた。しかしキュウリグサでは葉の数が少なく、観察しにくいので、大型のヒレハリソウを先ず観察することにした。2006年6月18日に長野県信濃町富ケ原の牧場わきに生えていたものを、根出葉の直上から切り取り、葉序を観察すると共に、節間長と花序軸の分離位置を、最下の節を基準として計測した。この際、葉は測定の邪魔になるため、基部から切り離した。図1に結果を示す。
ヒレハリソウの葉序は1/3の互生だった。互生のラセンは左右両方あった、節間は下半部では長く、中部で短くなり、上部で再び長くなる、下部の数節では、腋芽はあるものの発達しない、中部の節間が短い区間から上部では、それが花序として分枝するが、栄養枝としての分枝はない。花序の軸は葉腋から茎と癒合して上昇し、やがて分離する。茎との癒合部は長いものでは3節に及び、草の姿をわかりにくくしている。頂端では、最後の2節からの花序軸が癒合したまま伸び、やがて二つに分かれる。あとで気付いたことだが、これでは茎頂がないことになるので、あらためて成長過程を注意して観察する必要がある。
[植物研究雑誌81(6):364-365 (2006)]
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